世界初の国際化国別ドメイン名が稼働開始へ
- グローバルドメインニュース
- 2010/05/06
4月22日に行われたICANN理事会で承認されたIDN ccTLD(国際化国別ドメイン名)のうちエジプト、アラブ首長国連邦、 サウジアラビアのIDN ccTLDの文字列がDNSルートゾーンに追加されました。これらの文字列は5月6日(日本時間)に追加され、正式に稼働しています。
今回追加された新しいIDN ccTLDは全てアラビア語で右から左へ書かれる特殊な文字でした。これらの文字列が利用できることにより、アラビア語圏のユーザはより便利にインターネットを利用できることになるでしょう。ICANNのブログに掲載されているキム・デイヴィス氏(Kim Davies)の記事によると、エジプト情報通信部の正式ウェブサイトはすでに稼働しており、モバイルデバイスからもアクセスできるとのことです。(アラビア文字のみのURLでアクセス可能です)
ICANNは現在、DNSルートゾーンに関連するルーチンタスク及び報告書を完了しているところですが、まもなくIDN ccTLDのオペレータから公式発表がなされると期待されています。今回の発表はインターネットの歴史の中で大きな一歩であり、idn.idnというドメイン名が可能になったことは、多くのインターネットユーザに多大な影響を与えるでしょう。
■ニュース引用元(英文)
First IDN ccTLDs Go Live