ドメインを購入する際、売買の交渉や価格設定は難しいものです。
DNWのアンドリュー・アレマン氏が3人のエンドユーザーと連絡を取り、
ドメインを取得した理由と方法について話を聞きました。
(1)
SquidVision.com、ドメインの分割払い
SquidVisionの創設者であるアダム・ホワイト氏は、最初はSeerMetrics.comを使用する予定でしたが、
覚えてもらえないのではないかと心配していました。
そこで、公開市場で利用可能な.comドメインを調査しました。
最終的には、HugeDomains.comを通じて2,200ドル以上を支払い、SquidVision.comを手に入れました。
月々8回の分割払いが可能だったので、大金でしたが問題ありませんでした。
DNWアンドリュー氏の見解
多くのスタートアップにとって、2,000ドルは高額です。
ドメインの新規登録で15ドル程度を支払うことに慣れている場合はなおさらです。
高額ドメインの売買には分割払いも選択できる場合がある事を覚えておいてください。
(2)
SeoWorks.com、ccTLDでスタートした後、ドメインをアップグレード
The SEO WorksのCEO、ベン・フォスター氏は、2020年頃から事業を国際化するためseoworks.comを取得しました。
既存のドメインseoworks.co.ukは英国に焦点を当てていましたが、新しい.comドメインを取得したことで、
顧客層をより広範囲に国際的に向けることができました。
ドメインの買収プロセスは、前所有者との直接交渉でした。
前所有者が事業を縮小しようとしていた時に、ドメインの購入に興味があるか私たちに連絡を取ってきたのです。
交渉の結果、ドメインと関連資産を約15,000ドルで購入しました。
送金プロセスは非常にスムーズで、両者が確認するまで資金はエスクローに保管されました。
DNWアンドリュー氏の見解
最も一般的なドメインアップグレードの1つは、企業が国別コードccTLDドメインでスタートし、その後同じ文字列の.comドメインを購入するケースです。
(3)
ExplodingIdeas.com、期限切れドメインのオークション
Exploding Ideasの創業者であるエリック・ラム氏「2023年7月、GoDaddyのドメインオークションでExplodingIdeas.comを2,100ドルで購入しました。
サービス名と同じ文字列のドメインを使う事がスタートアップ時のブランディングの鍵であり、
チームがアイデアを出しより良いブレインストーミングをする事に役立ちました。
ExplodingIdeasがオークションに出品されているのを見た時、すぐに飛びつきました。
多少の入札合戦にはなりましたが、全てを考慮すると適正価格だったと今でも思っています。
2,000ドルは確かに、高いと思う人もいるかもしれませんが、このようなキラーネームを所有することで、
即座に信頼性を手に入れ、サイト訪問者に印象づけることができます。
このようなブランド力の向上は、私が知る限り、あらゆるお金を払う価値があります。
このドメインはすでに顧客や人材を惹きつけています。
お金は有効に使われたのです。」
DNWアンドリュー氏の見解
期限切れドメインのオークションの入札は他の方法よりも見極めが難しく、詳しい方の助言が必要です。
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