新型コロナウイルスの流行により世界的にリモートワークが増加しました。リモートワークでの労務管理SaaSを提供するのが米国発のディール社です。
ディール社は2018年にスタートアップし、LetsDeel.comでサイトを運営を始めました。
理想的なドメイン名ではありませんでしたが、当初は資金が限られていたため、高額なドメインよりも、製品への取り組みやチーム構築に対しての投資がはるかに重要でした。
同社は2020年5月、アンドリーセン・ホロウィッツ氏主宰のVCでの1400万ドルを皮切りに、2021年までに総額6億7900万ドルもの資金調達に成功、
評価額は1年で約10倍の120億ドルになり、成長は継続中です。
ディール社の評価額がその後も急上昇しているのは、顧客基盤がますます拡大していることが一因です。
数カ国にまたがるチームを雇用する企業に、同社のサービスはとても人気があります。
ディール社公開のデータによると、2021年10月に約4,000社だった顧客数は、2022年5月には8,000社以上に増えています。
急速に拡大する顧客、デカコーンの地位、6億ドル以上の資金調達ができたディール社は、最新の5000万ドルの資金調達ラウンドを発表する前に、
ついに社名と完全一致の.comである、Deel.comを確保しました。
Deel.comは、Domaining.comの創設者フランソワ・カリージョ氏からディール社に売却されました。
Whoisデータによると、DeelはDeel.comの取得と同時にDeel.coも取得しています。
Deel.comを手に入れたことで、ディール社はより良いデジタルアイデンティティを確保することになりました。
ドメインの取得額は公表されていませんが、高額であったと推測されます。
|