Facebookの訴訟により、ある国のドメインが急停止
- グローバルドメインニュース
- 2021/02/26
アメリカのレジストラであるCSCは、「バングラデシュのccTLDドメイン.bdを管理するレジストリBangladesh Telecommunications Company Ltd(BTCL)が、 Facebookによるサイバースクワッティング訴訟の後、.bdドメインの新規登録と移管を凍結した。」と発表しました。 数週間前の現地の報告によると、BTCLは、個人名や社名と完全一致のドメインしか登録できないよう、登録要件の見直しを行いました。 CSCは「.bdレジストリのBTCLはFacebookの訴訟をきっかけに、「.bd」ドメインの新規登録と移管の一時的な停止を実施し、新しい規則と手順の対応に取り組んでいるが、登録者は今まで通りWhoisとDNSの設定を管理できます。」と発表しました。 Facebookは昨年11月にドメイン「facebook.com.bd」の登録者を訴え、BTCLも巻き込んで、ドメインのキャンセルと5万ドルの損害賠償を求めています。 このドメインは、レジストリのBTCLが主に紙ベースのシステムを使用していた2008年に登録されましたが、 登録者が600万ドル(約6億3,658万円※)で売りに出したため、 サイバースクワッティング(後で高く売りつけるためにドメイン名を所持すること)だと、Facebookが裁判所に訴えました。 バングラデシュ、ダッカの裁判所は問題のドメインに対して差し止め命令を出しましたがまだ解決中で、 http://facebook.com.bd/を見ると今なお600万ドルで売りに出されています。 ※2021年2月の平均為替レートで換算。 |
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