多くの米スタートアップ企業が.ioドメインを採用しています。
というのも、.comだと使いたい文字列が既に取得されているからです。
ほとんどの人は「io」はデータの入出力を意味するInputとOutputの略だと考えますが、
実際はccTLD(国別コードトップレベルドメイン)です。
イタリアのccTLDが.itであり、
スペインのccTLDが.esであるのと同様に、
.ioは「インド洋(Indian Ocean)」の略で、米国の企業によって運営されています。
スタートアップの創設者として、私は毎日サンフランシスコで.ioドメインを目にします。
このドメインが多くのスタートアップ企業で利用されていると強く感じています。
客観的にデータでもう少し詳しく調べてみました。
より多くのデータを収集するために、ccTLDのトップドメインレジストラである101Domainに連絡しました。
そしてGoogle Search Consoleの分析データを共有し、素晴らしいデータを公開できました。
まず、2018年9月6日から2019年10月18日の約1年間において、101Domainが.ioドメインに対して行った検索数を見てみると
全インプレッション数は541,000です。
一方、.comドメインの検索数は、435,000です。
この検索結果より、.comドメインよりも.ioドメインに関連する用語を検索する人が多いことが分かります。
もちろん、.ioが.comよりも人気があることを意味するわけではありませんが、
.ioドメインについてもっと知りたいと思っている人の数を示していると思われます。
Google Search Consoleの最初の10件の検索傾向で、全検索ボリュームの傾向が分かります。
もう少し深く掘り下げ、人々が使用している特定の検索用語を見てみました。
当然のことながら、「.ioドメイン」と「ioドメイン」は、16か月間に30万回以上検索された上位2つの結果ワードです。
それ以降は、.ioが実際に何を表しているのか意味を理解しようとしている検索だと思われます。
次に、.comのデータを見てみましょう。
誰もが.comドメインを知っているので、.comの意味を検索するのではなく、
.comドメインを登録するページを見つけるために検索している事が分かります。
一般の人に「.ioドメイン」と「.comドメイン」どちらの検索ボリュームが多いか尋ねると、
99.9%の人がもちろん.comドメインと答えると思います。
その通りですが、.ioドメインが注目されていることを無視することはできません。
101Domainのデータのおかげで、.ioドメインに関心があるのは私だけではないと分かりました。
「.io」は、
テック系スタートアップ企業をはじめ、ITベンチャー企業、コンピュータサイエンス分野にもおすすめのドメインです。
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