5月10日、自動車配車サービス大手「米ウーバーテクノロジーズ」がニューヨーク証券取引所で株式を上場しました。
時価総額は予想を下回りましたが、約8兆円超に達しました。
今回の上場で、ウーバーの創業者らは巨額の富を得ることになりました。
例えば、2009年にウーバーを設立したトラビス・カラニックの保有資産額は53億ドル(約5777億円)になったと推定されます。 他にもソフトバンクは100億ドル相当である16%の株を保有しており、また、歌手のビヨンセや女優のグウィネス・パルトローなど海外セレブもウーバーに出資しており、株式公開の利益を得ました。
一方で巨額の富を得られなかった初期投資家たちもいます。
その一つが、大手レコード会社ユニバーサルミュージックです。
実は「Uber.com」は、ユニバーサルミュージック社が所有していました。そしてこのドメイン名を 107,148ドル(約1,168万円)相当の株式と引き換えに現在のUber社に売りました。その後この株式を86.3万ドル(約9,407万円)で売却しました。
しかし、もし上場するまでこの株を持っていたら、5.32億ドル(約585.2億円)の資産になったとウォールストリートジャーナルは試算しています。
もったいなかったですね。
ドメインの取引に失敗したのは、ユニバーサルミュージック社だけではありません。
ある男性がドメイン「DropBox.com」を現金30万ドル(約3,270万円)で売却しましたが、もし、株式オプションを選択していれば、数百億ドル(約1兆円以上)を手にしていたのです。
取引は難しいですね。
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